コブちゃん


Wekipediaでコブサラダを調べてみる。

コブサラダ(Cobb salad)は1935年にロサンゼルスはハリウッドのレストランブラウン・ダービー(Brown Derby)のオーナー、ロバート・H・コブにより考案されたサラダ。現在では世界中で食べられている。

レタス、アボカド、トマト、鶏または七面鳥の胸肉、固ゆで卵、かりっと焼いたベーコン、ブルーチーズ、フレンチドレッシングなどで構成される。

元々は歯の悪い常連客のために、ありあわせの食材を食べやすく刻んで盛り合わせただけの賄い料理であったが、その飾らない美味しさは大人気となり、たちまち西海岸中のレストランに類似したメニューが登場、コブ氏の名とともにアメリカ合衆国中のレストランに広がった。

以下略。

しかしコブサラダの特徴は、これだけではないだろう。


コブサラダのドレッシングを販売しているキューピーのサイトでは、レシピなども紹介し、縦に並べるには、割り箸を2本を間隔をあけて置いて、その間に材料を並べるようにしたら綺麗にできるとまで説明している。


そう材料別に列をつくって並べる。まあ原則として外食はしない私としては、コブサラダにお目にかかるのは学生といく居酒屋のようなところなのだが、そこではたいてい材料別に並べてある。


ネットでコブサラダの映像を検索したら、ほとんどのものが材料を並べてある。


Wikipediaの説明では、かりっと焼いたベーコンというのがある。ほかにも焼いたベーコンが重要であると紹介しているサイトがある。では、このかりっと焼いたベーコンを、ずらっと並べるのだろうか。


むしろこのかりっと焼いたベーコンは、上記の引用にあるブルーチーズともども、並べるには適さないのではないか。ふりかけたり、最初からかき混ぜて供するときの材料ではないか。コブサラダの起源は、たんぱく質の多い具だくさんのサラダで、かりっと焼いたベーコンやブルーチーズと混ぜたものではないだろうか。それがいつしか、盛りつけ時に並べるようになったのでは。となるとそれはいつからか。


英語版のWikipediaは完全版ではないのだが、そこに写真があって、材料ごとにまとめて皿にもっていて、列になっていない。これがオリジナルなのか。


べつのアメリカのサイトでは、並べるときに列(rows)にするか、格子模様(checker pattern)にするとある。さきほどの写真は、ゆるい格子模様に見えなくもない。


話の落ちは想像どおり。
そう、どうせ食べるときに全部混ぜるのだから、どんな並べ方でも最後は同じということになるのだが……。


追記
Layered コブサラダを紹介しているサイトがあった。レイヤーにするとガラス製の深い容器をつかって側面が層状態になってみえる、トライフルじゃないし、なんかちょっと魅力がない。層にして並べても、平たく並べても、並べるのは特徴らしい。