学会スキャンダル(付録 アイドル系)

*藤 さま

メールありがとうございます。
スキャンダルというタイトルだったので、
わくわくしながら見ていたら、
*橋という名前があったので、これは
さぞかし学会の暴れん坊の本橋氏のスキャンダルか、
あるいは私の同僚のT氏の公金横領発覚か、
H氏の愛人発覚かと
かなり期待して読んだら、
私のことじゃない。


私が名古屋で、
女子大生あるいは女子院生と居酒屋で
ツーショット写真をせがまれて
でれでれしていた(私自身、そんな意識なし)
ということと、
私がイギリスで会った女性に、
その人が名古屋出身だったにもかかわらず、
私が名古屋出身だということは
黙っていて欲しいと、ばかなことを頼んだこと、
この2点、スキャンダルでもなんでもありません。
むしろ、今回の仙台でのシェイクスピア学会、
スキャンダルあったでしょう。

それを確認するまえに、私のことから。


あなたがシェイクスピア学会にいた頃、
私はお茶の水女子大学にいたのですが、
そこでの催し物のあとの懇親会で、
近藤弘幸(仮名。シェイクスピア学会にも
こういう人がいますが、その人は絶対に当日、
お茶大にいないので、仮名として使わせてもらいます)
という人と話したのですが、
その近藤氏の当日のブログによると、
その人、私が「アイドル系の若い院生を相手に」話をしていて
というのです。
名古屋でのツーショットといい、アイドル系を相手に
話をしていたといい、
私がwomanizerみたいな噂をたてようとしていませんか。
私はイーグルトンじゃないんだから、
およそ縁のない噂ですが、なにか、
陰謀めいたものを感ずるし、
ひょっとしたらその陰謀に加担しているかもしれない
あなたにメールを送っているわけですが、
あまりパラノイアになるのもおかしいので、
この件は無視するとして
それにしても「アイドル系って」何?


実はそんなにたくさんの人と話たわけではないので、
その「アイドル系」(しかし、具体的にどういう女性をいうのかい?)
は、たぶん一人か二人に特定できるのです。
これはあなたも知っているAさんとEさんなんですが。
実は
Eさん、ブログでそれをみつけて、
自分が「アイドル系の院生」と呼ばれたのではないかと、
ちょっと喜んでいるようです。あっ、あっ、あほか!


まあね、Eさんは、きれいな子だから、
「アイドル系に」みえてもおかしくないけれども、
アイドルだって、年齢制限あるでしょう。
四捨五入しなくても近似値で30歳の女性をアイドル系とは!
まあ、当日は久しぶり会ったので、
私とも話がはずんでいたのかもしれない。
ただ私は「アイドル系」と呼ばれたのは、
もしかしたらAさんじゃないかと思う(当日、彼女とも久しぶりにあった)。
Aさんは30+a歳(9>a>5)。
まあ、熟女アイドル系かも(Eさんは熟女アイドルにはみえるないが)。
当日も、30+a歳の大学の先生とは
思えないかっこうしていたし、
とはいえ派手なかっこうしていたというわけではないのだが、
やはり状況からすると、やはりEさんかな。


どちらにしてもEさんいわく「Aさんだったにしても、私にしても、
三十路まじかの女を若いアイドルだなんて、この業界は変」
とのことでした。
嬉しがっていることを差し引けば、
まあたしかにそのとおり。


それから、その懇親会の席上で、あなたも知っていると思う、
X氏ですが、
彼が自分はH先生の弟子だが、
いつもH先生から、「おまえは田舎ものだからだめだ」とか、
「そういうことを考えるから、おまえは田舎者だ」とか、
なにかにつけて、「田舎者」呼ばわりされているが、
しかし函館出身の人に、そんなことを言われたくない、
と話しているので、私としても、「ああ、この人は、
函館出身の人から田舎者と馬鹿にされている
田舎者なのだ、いったいどこの田舎者なのか」
と思って、話をよく聞いてみたら
名古屋出身じゃない。
たしかに函館出身の人間に田舎者といわれたくないわい。
ただそれにしもて、名古屋人の自虐的態度は、
健在ということで、名古屋出身と黙っていて欲しいと
頼んだ、昔の私も、まあこれで自虐的姿勢ということで
そんな変なことではないはず。


ですからこんなことはスキャンダルでもなんでもなく、
シェイクスピア学会スキャンダル。


ひとつは、あなたもメンバーとして参加したセミナー。
そこに、東北弁で
シェイクスピア劇を上演しているというグループが、
乱入して、
セミナーの部屋でパフォーマンスをやったそうですね。
それはメンバー間ではあらかじめ了解済みだったかもしれず、
仕込みで、メンバーは、驚かなかったかもしれないものの、
聴衆はびっくり仰天したそうですよ。
しかも、たまたま会場の部屋の廊下にいた私の知り合いは、
さあ、これからパフォーマンスがはじまりますから
中に入ってくださいとパフォーマンスのリーダーの人に
いわれ、むりやり中に入れられたといっていましたが。
名前はいま出てこないのですが、たしかにそういうグループが
いるのですが、やはり突然のことだったのでしょう。
だってメンバー全員が英語で話すセミナーに東北弁は関係ないじゃん。
とはいえ、これはスキャンダルではなく、ハプニングでしょうが。


次は、スキャンダル。


元立**大学教員の野中某(仮名か、本名かは不明)という馬鹿が、
シェイクスピア学会の会場で、
女性の会員に、自分の名前と電話番号だったかメールアドレスだったかを
書いたメモというかカード(京都にふさわしく和紙だったとの情報もあり)を
突然、女性のバッグかなにかに入れ回っていたというじゃないですか。
たぶん、会場にいた女性会員のほとんど全員に配っていたらしい。
(当日、学会に参加した私の指導学生の女子学生は全員、もらっている。
ただ捨ててしまったようで、残念。証拠なので持っておくべきだった。
まあ、いかにおぞましいものにしても。)


でも、たわいもない馬鹿と済ませられない問題です。
というのも私の知り合いの女性は、その元大学馬鹿教員が
カードを渡そうとするので、さっきもらったと(ほんとうのことを)いうと、
みるまに顔色がかわって、嘘をつくな、どこでもらったのか
言ってみろというような発言をして、詰め寄ったという。
そのとき、その女性は、どこどこで、どういう状況で、
カードをもらったのか、事実を説明したら、
あ、そう、と納得して立ち去ったそうですが、
野中って一歩間違うと、凶暴化する可能性がある。
べつの女性は、会場で知り合いの男性と話していたら、
二人の間に、その野中が割って入ってきて、カードを
渡したという。野中、あぶないじゃないですか。


まあ、どこの学会に行っても、こういう頭のおかしい奴はいる。
でも、シェイクスピア学会は、これが迷惑行為であるとはっきりさせ、
その某元大学教員を追放するか、断固たる態度で臨むべきだったのでは。
ところが、その馬鹿、前の大学でも
未確認情報ながら、
処分されても、処分した大学を逆に訴えたらしく、
へたに注意をすると危ないということで、
シェイクスピア学会は、くさいものにふたをするような態度だったらしい。


実際、
あなた自身、
知っていてもおかしくないけれど、
知らなかったのでしょう。
このスキャンダルがありながら、私に、私のスキャンダルめいたことしか
書いてこなかったのだから。
もちろん、知らなくてもおかしくない。
男性会員だから、とくに迷惑をかけられたわけでもなく、
被害を受けたわけでもないから、
知らなくても当然なのだが。


しかし、いまシェイクスピア学会は女性の会長でしょう。
学会で女性の会員が迷惑行為の被害者になっているのに、
スキャンダル化が怖くて、断固たる処置がとれないというのは、
おかしい。会長をやめたほうがいい。
まあ、私は、シェイクスピア学会の会員など、とっくの昔に辞めているから、
よかったのだけれど。


最後に、
今回、あなたがメンバーとして参加したセミナー。
誰がどうみても錚々たるメンバーで、
オールスター・キャストです。
こんな豪華なセミナーをするというのは、
どういうことですか。
司会の浜名氏の要請を断り切れなかったのかもしれませんが、
このメンバーをちらばらせて、
それぞれセミナーのリーダーをやらせたほうが
学会のセミナーは活性化しますよ。
まあ、今度、英文学会の会長が誰になるかわかりませんが、
会長になる人物次第では、
シェイクスピア学会は解体させられることはないにしても、
英文学会事務局に寄生している状態を停止させられ
かなりの改変を余儀なくされるかもしれないので、
豪華セミナーは、
現段階でのシェイクスピア学会の最後の打ち上げ花火、
白鳥の歌かもしれませんね。


それではまた。