CSI


22日の映画会で、現在、関東圏では午後1時30分からフジテレビで放送されている『金色の翼』が話題になった。ヘンリー・ジェイムズの『鳩の翼』が原作ということで。とはいえこの時間帯に、このドラマをみている学生は、そんなにいなくて、知っている私のほうが珍しがられた。


そもそも前期は午後からの授業が多かった、それも5限目という、私が望みもしない時間帯の授業が多かったので、昼食のあと、ぼんやりこのドラマをみてから出かけることが多かったからというのが理由なのだが、しかし、熱心に毎回みているわけではない。この時間帯、神沼恵美子の料理番組をみて、『徹子の部屋』をみないときに、時々、のぞいているにすぎない。また、『CSI:5』を観ていることもある。そう『CSI』。


しかし『CSI』は、毎回死体が出てくる。それも汚れたり、腐食している殺害された死体。午後12時30分から午後1時30分という昼食時の時間帯に放送されているこれは、時々目を覆いたくなる場面がある。アメリカでは、昼食時間帯では放送されていないだろうが、いつの時間帯であれ、きついこともある。本日は、死体の頭蓋骨を電動のこぎりで切り取って、中から脳みそを取り出していた。う〜ん、作り物とはいえ、きついぞ。


ちなみに、いまはラスヴェガスが舞台のCSIだが、『CSI:マイアミ』編というのもあって、同じ時間帯でみたことがある。科学捜査班の主任の名前がホレイショー・ケインHoratio Caine。科学捜査班にもかかわらず、犯人逮捕に銃撃戦に参加するといったアクションが特徴だったが、それとはべつに、マイアミ・シリーズは『ハムレット』と関係しているらしい。ハムレットの友人で真相を告げるホレイショー。そして兄弟殺しのケイン。そのふたつを名前にもつ主任の兄の謎めいた死など、『ハムレット』色を濃厚に出しているシリーズ中の異色シリーズである。