英文学会新体制案2
英文学会の会員を、その職場なり住居を基準として、機械的に、地区ごとにわりふり、全員を地区会員にする。
ほんとうは「支部」という言葉を使いたいのだが、使われているから、「地区」とか「地区会」とする。なお誤解のないように言っておくが、これは現在の「支部」はそのまま残す案である。現在の支部の活動については、まったく干渉しないということである。現在の「支部」を廃止したり、解散することは、現実的ではないし、また意味もない。すでにどの「支部」もりっぱに活動しているため、それは英文学会の財産でもある。
さて、前回(6月8日)の案で問題になるのは、7つの地区を作ったけれども、作っただけで活動をしないのかということになる。また活動するなら活動費が必要だが、それはどこから徴収するのかということになる。
まず活動について。地区会としては基本的になるべく活動をしないことにする。地区会としての活動のようなものをしたい人は、「支部」に入会して、そこで行う。
地区会の活動としてあげられるのは、1.地区の評議員の選出。2.全国大会の開催。3.地区会の例会とか総会。4.地区会の研究誌、ニュースレターの発行。5.地区会開催の特別行事.くらいか。なお会計は、英文学会本部がすべて管轄する。
さてこのうち1が最も重要な活動。民主的な方式でするということで、形式は未定。学会本部が指導・指定してもいい。ネット投票が実現しないかぎり、もし郵便で投票するなら、通信費が必要だろう。通信費としては会員ひとり500円程度を見込み、これは学会が支援することにする。実際には、この評議員選挙をするために地区会を形成するのであって、あとは基本的に活動はしなくていい。
2の全国大会の開催は、重要なことである。2009年度からの支部体制への移行も、現在のように英文科がどんどんなくなっている状況の中で、英文学会を開催してくれそうな、大学は少なくなるいっぽうである。そうなると支部のなかで複数の大学が合同で、あるいは支部の会員で複数の大学にまたがる会員が協力して、開催するしかなくなるということになる。ただし支部体制をなくすので、これは地区会の管轄となる。ただし、今後10年間の開催ローテーションは決まっているので、10年間は、地区会での全国大会開催の相談はしなくていいかもしれない。なおこの全国大会開催の会議に対しては、費用はゼロとする。
3 地区の例会とか総会→これは開催しない。お金がかかるから。4 研究誌、ニューズレターの発行。研究誌の発行はしない。お金がかかるから。
ニューズレターは発行する。ただし、紙媒体にするか、電子ニューズレターにするかは未定。可能ならば電子ニューズレターにして、費用を可能な限りゼロにする。
ニューズレターに掲載するのは、地区代表の評議員の報告とか、地区代表者のメッセージなど。さらに地区内における、催し物についての宣伝。地区にある「支部」の活動の報告あるいは予告が、大きな情報提供事項となる。あるは各大学の催しもの、各種関連行事など。本の宣伝などで出版社から広告料をとるなら、それでニューズレターの費用が、ある程度まかなえるかもしれない。郵送料はうまくすれば1の500円でまかなえるかもしれない。
5の地区開催の特別行事は、おこなわない。
以上
つづく