13階段

昔、高野和明の『13階段』という小説を読んだら(映画化もされた)、日本における絞首刑の際には、13段の階段を登ることはないということが書いてあった。死刑囚に階段を登らせることはなく、ただ床が抜けるのである。


さらにいうと絞首刑とはいえ、実際には、首を絞めて窒息させるのではなく、首の骨を折って殺すのである。だから正確には「絞首」刑ではない。


宮崎勤の死刑が執行された。もともと謎の多い事件だったし、冤罪かもしれないし、犯人だとしても、警察とメディアによる悪魔化の過程には、どうみても問題があったし、精神鑑定の結果などからして、もう鳩山邦夫の罪は許せない。鳩山邦夫は死神どころか、地獄へ落ちる極悪人だ。正義の名の下に合法的に人を殺したい殺人鬼だ。まあ、地獄で、宮崎勤に永遠に殺され続けろ。