もっとひどい日

これからもっと嫌なことが起こる。そうすれば今日という日の嫌なことは、どうでもよくなるという論理を昨日紹介したが、もっとひどいことが起こった。


午後、翻訳をしていたら、夕方、ネットに接続していた私の操作ミスのようで、どういうわけかコンピュータが暴走しはじめた。あわててネットも強制切断し、PCも無理やり停止させようとしたら、なかなかうまくいかず、その間、PCは暴走をつづけ、ようやく電源を切って、再始動したら、作成中の文書が保存されていない。午後の努力が消えた。こんなことなら昼寝でもしていればよかった。どこかに遊びに行ってもよかった。なんという無駄な午後をすごしたのだ。


これからもっとひどいことが起こる。そうすれば今日のひどいことなど、どうでもよくなる。そんなことはあるか。今日のひどいことが昨日のひどいことを抹消することはない。明日、ひどいことが起こったら、今日の徒労を忘れ去ることができるのか。そんなこと、あるわけないだろう。