改ざん

大阪地検特捜部検事・前田恒彦を証拠隠滅罪で逮捕したのだが、押収したフロッピーディスクの更新日時と04年6月1日から6月8日に改ざんしたのだという。新聞報道では、前田検事は「誤って」とか「遊んでいてつい」というような言い訳をしているのだが、不思議なことがある。べつに事件の裏読みをしようというわけではなく、素朴な疑問を呈するだけなのだが。


いまどきフロッピーディスクというのが解せない。私のPCはずいぶん古いもので(恥ずかしながら2004年に購入)、ほんとうにそろそろ買い換えないといけないのだが、それでも外付けの装置をつけないとFDの読み書きはできないようになっている。2004年の新製品の段階で、FDはそのままでPCに使えなくなっている。2004年はFDが使いにくくなる端境期ということのなのだろうか。


あと更新日時で、そんなに簡単に書き換えられるのか。遊んでいて書き換えられてしまうとしたら、そんなに簡単に書き換えられるFDに証拠能力はないし、逆に更新日時は簡単にいじれないのなら、この検事のしたことは遊んでいたらついというどころではない高等技術を駆使したことになるので、それも怖い。


密かに改ざんしたFDを返却したのも問題視されているが、FDは簡単にコピーできるのだから、返却してもなんら問題はないはずだが。また簡単に更新日付も変えられるのなら、ますます証拠能力はなくなる。ほんとうなのか。わからないことが多すぎる。