DHA

20世紀の頃のことだが、テレビでDHA(ドコサヘキサエン酸)についてとりあげていた番組があって、淡路島かどこか(記憶があやふやだが)の郷土料理で、魚の目玉(マグロだったか?)を日常的に食べているところがあって、そこの土地の出身者には、大学教授が多いというデータを出していて、いくらDHAに頭の働きをよくするという効能があるとはいえ、そんなにストレートな結果がでるのか、むしろ、知的職業に就く人間が多いというのは、複合的な要因もあるだろうから、一概にDHAで頭がよくなるとういことは言えないのではと思った。


ちなみに私の母は、瀬戸内の山口県防府市の中の浦の出身だが、そこは、漁師の家と農家とが半々のところで、地元の小学校には漁師の子供と農家の子供が机を並べて勉強をした。私は、母親に、漁師の子供と農家の子供のどちらが勉強がよく出来たのかと聞いたところ、母はすかさず、それはもう漁師の子供のほうが頭がよかったと答えた。


漁師の子供と農家の子供、どちらが頭がいいかといわれても、データ不足であったり、比較のしようがなかったりと、すぐには答えが出ないか、もしくは、答えようがない質問かと思ったら、母は間髪を入れず、漁師の子供たちだと答えたので、逆に、私のほうが唖然とした。恐るべし、DHA


母は、自分は優等生だったと自慢していたが、漁師の子ではなく、農家の子であった。ただ、海辺の家で暮らしていたこともあり、海が好き、魚が好きで、漁師の子供たちとよく遊んでいたらしいから、魚を通してDHAを摂取していたかもしれない。


ただいえることは、漁師は、DHAを摂取していることもあって、みんな頭はいい。IQは高い。漁師は馬鹿にされる対象ではない。漁師をなめてかかっているような、海上自衛隊の馬鹿どもは、必ず地獄へ落ちるだろう。